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<title>Ａ Ｋｉｎｄ ｏｆ Ｍａｇｉｃ</title>
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<description>『悪魔くん』＆『鬼太郎』好きによる個人的二次創作ＳＳブログ。 完結済の連載はリンク内の「倉庫」で冒頭から順に読めます。</description>
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<title>Play The Game⑮（SS）</title>
<description> ユメコの視界が戻ったときには、もう全てが終わっていた。見えない間にどうなったのかが気になったが、ネコ娘と二世はそろって「ユ、ユメコちゃんは知らない方がいいよ。」「ああ。悪魔くんにも見せられねえ・・・俺も少し引いたぜ。」と、やや固まった顔で言うばかりだ。しかし、全てが見えなくても鬼太郎が助けに来てくれたことは間違いない。そこに思い至ったユメコがこちらに戻ってくる鬼太郎に向かって駆け寄るのを見て、二世
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<![CDATA[ ユメコの視界が戻ったときには、もう全てが終わっていた。<br />見えない間にどうなったのかが気になったが、ネコ娘と二世はそろって<br />「ユ、ユメコちゃんは知らない方がいいよ。」<br />「ああ。悪魔くんにも見せられねえ・・・俺も少し引いたぜ。」<br />と、やや固まった顔で言うばかりだ。<br />しかし、全てが見えなくても鬼太郎が助けに来てくれたことは間違いない。そこに思い至ったユメコがこちらに戻ってくる鬼太郎に向かって駆け寄るのを見て、二世は「ほら、おまえもだろ？」と言いながら躊躇するような素振りのネコ娘の肩をポンと叩く。だがそれに押されて進み出るより先に、気付けば鬼太郎がすぐそばまで来ていた。<br />「あの、ネコ娘・・・」<br />何か訊きたげなまま続けるべき言葉に迷った風の鬼太郎は、そう言ったきりネコ娘の前で黙っている。そんな二人の側を離れて二世はポケットからあの手紙を取り出し、ユメコに差し出した。<br />「あ、そうだ。これあいつらの招待状なんだけど、読むか？中身は鬼太郎と同じだぜ。」<br />それは鬼太郎が止める間もなくユメコの手に渡り、たった一行のあの文面が目に入る。<br />「・・・ええっ、恋人―っ！？」<br />「と、いうつもりだったらしいな。どうやらいろいろ奴らの勘違いがあったみたいだけど？」<br />宙に浮いて反応を見るような笑いを浮かべながら答えた二世の前で、鬼太郎は「勘違い」という言葉を耳に留めつつ、恐れながらユメコの反応を待った。<br />「あら、間違いじゃないわ。これを読んで助けに来てくれたんだもの。だったら鬼太郎さんだって・・・」<br />そう言ってネコ娘と逆側にとりついたユメコに、鬼太郎とネコ娘の慌てた声が重なって飛ぶ。<br />「いや、それはねユメコちゃ・・・」<br />「ちょっと、捕まったのはあいつらの勘違いでしょ！鬼太郎なら間違いでも放っとくわけないし！<br />ねえ、鬼太郎。これがアタシでも助けてくれたよね？」<br />二人に両側を挟まれすっかり答に窮した鬼太郎は、彼女たちの視線をそらすように帰り道を指差した。<br />「え、ええと～～そうだ、早く人間の世界に帰らないと・・・」<br />「鬼太郎！」「鬼太郎さん！」<br />誤魔化しは聞かない、という勢いで同時に上がった声に、鬼太郎は魔法陣に向かって一人走り出す。それを追う二人の苦笑には、諦めというよりはもっと前向きな何かがこもっているように見えた。<br />「なあ、どっちかに決めないのか？」とからかうような二世の問いに鬼太郎はぐっと詰まる。<br />「どっちか、って・・・それぞれ別の意味で大切だし・・・でもやっぱり言わなきゃダメかなあ。」<br />何となく伝わってくれたらいいのに、などと言う辺り、やはり口にするのが苦手な部分なのだろう。<br />「さあ、そいつはどうだかな。」<br />そんな二世の返事に不思議そうな表情の鬼太郎だったが、その意味を聞くより先に魔界から元の町に戻った二世は、「じゃあな、鬼太郎」と一言言い残すとそのまま空高く消えていったのだった。<br /><br /><br /><br />（続）<br /><br />――――――――――――――――――――――――――<br />真の敵の後始末。たぶん、能力ナシの拳のみで。<br />今回の敵はホントに残党の下っ端だけにしようか、それとも影に黒幕がいるのかで結構考えました。<br />黒幕候補も出たのですが、いるにしてもバトル展開という予定はなかったので結局やめに。<br />そして第二のゲームも終了・・・というか、延長？まあ、戸田鬼ですし（笑）。<br /><br />それより、最初の予定と違って甘味が薄い！<br />状況設定をいじりすぎたせいかユメコちゃんも参加のせいか、これはあんまりキタネコではないですね。３期キタネコはまた後で再挑戦しようと思います！<br /><br /><br />以下、拍手レス<br /> ]]>
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<dc:subject>SS（鬼クロス）</dc:subject>
<dc:date>2009-11-26T00:00:36+09:00</dc:date>
<dc:creator>句録院</dc:creator>
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<title>Play The Game⑭（SS）</title>
<description> 「見事だ、ゲゲゲの鬼太郎。よくメフィスト二世を始末してくれた。礼を言うぞ。」「なんだって！？どういうことだ！」事態を把握しきれていない鬼太郎に、どこにいるとも知れぬ相手が三重の笑い声を浴びせる。「それになぜユメコちゃんを！僕の勝ちのはずだぞ！」ネコ娘は決着後に助けたのであってユメコはルールにより無事解放されるはず。そう踏んでいた鬼太郎は、いま見た結果に抗議の声を上げた。「おまえはその娘の方を選んだ
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<![CDATA[ 「見事だ、ゲゲゲの鬼太郎。よくメフィスト二世を始末してくれた。礼を言うぞ。」<br />「なんだって！？どういうことだ！」<br />事態を把握しきれていない鬼太郎に、どこにいるとも知れぬ相手が三重の笑い声を浴びせる。<br />「それになぜユメコちゃんを！僕の勝ちのはずだぞ！」<br />ネコ娘は決着後に助けたのであってユメコはルールにより無事解放されるはず。そう踏んでいた鬼太郎は、いま見た結果に抗議の声を上げた。<br />「おまえはその娘の方を選んだんだろう？さあ、元来た魔法陣に入って人間界に帰れ。」<br />「ふざけるな！出てこい、どこにいるんだ！！」<br />そう声を荒げながらこのゲームの仕掛け人を探す鬼太郎だったが、その一帯に満ちた魔力が巧妙なカモフラージュとして作用し、捜索の邪魔になっている。<br />「だから言っただろ。どっちか一人だってな。」<br />そのとき唐突に耳に届いた声に顔を向けた先には、ユメコを連れて奈落から浮かび上がってきた二世の姿があった。たった今鬼太郎によって斃されたはずの二世は、先の攻撃によると思しきダメージは負っている様子がなく、むしろ外傷とは別の何かで疲労しているのが奇妙でもある。<br />「「「げげっ！メフィスト二世！？」」」<br />姿なき声が同時に響き、また鬼太郎も声には出さぬまでも十分に驚いているのがわかる。あっけなさすぎる、とは鬼太郎も感じていたが、無傷というのはさすがに予想外だった。<br />「無事、だったのか・・・？」<br />「おい、本気で殺る気だったのかよ。さっきのは霧の中で魔力で作った分身だ。<br />もっとも後で戻すはずが消されちまったのは予定外だがな。」<br />「へえ！やるじゃん、メフィスト二世！」<br />得意気に種明かしをしながらユメコを下ろした二世を、ネコ娘が手を打って歓声を上げながら迎える。<br />「へへっ。手はいくつか用意しとけって、いつも口うるさいヤツがいるんでね。それより・・・」<br />周囲を見回し、三人に伏せるように言った二世は、それから頭上に掲げたステッキに魔力をこめた。<br />「魔力・稲妻電撃！」<br />その掛け声と共に宝玉から空中に放たれた閃光が三つに分かれて客席の中に伸びていくと、その直撃を受けた物陰から三様の悲鳴が上がり、そこから猫娘たちをさらってきた三人が転げ出してくる。<br />「くそっ、みんな生きてやがる。魔力半減ならこんなもんか。」<br />「「「な、なんで俺たちの位置が・・・？」」」<br />「間抜け。この娘が配置図を全部見てたんだよ。おまえらがどこにいて魔力を使うかもな。」<br />そう言って協力の礼を告げながらユメコを示した二世を前に、三人はすっかり蒼白になっている。<br />「・・・下っ端どもが。どうやら実力以上の野望だったらしいな。<br />おい鬼太郎、あとは任せるぜ。」<br />その言葉で拳を固めた鬼太郎がカラリと前に進み出ると、二世はマントでそっとユメコの視界を覆った。<br /><br /><br /><br />（続）<br /><br />――――――――――――――――――――――――――<br />第三のゲーム決着と救出。<br />鬼太郎なら両方助けるのは当然として、戸田鬼はその方法も自分なりに考えられると思います。あまり何でもかんでも父さんに聞いたりはしないですよね。というか、聞かずに突っ走る？<br />一方二世の方は最初から本気で敵のゲームに乗る気はないので、彼なりに別対応。<br />メフィスト（老）の「魔力・分身」は、それぞれに攻撃力があるのでただの影とかではないはず（『ノストラ版』の話。『実写版』では見かけだけでしたが）。なら結構な魔力がいる術なんじゃないかと思います。でも二世はまだ一体か二体くらいしか出せないだろうなあ、きっと。消されたらダメージにはならないけどパワーは減る、とか？<br />ただの人質ではつまらないので（うっかりしてと忘れちゃいそうなので）ユメコちゃんにも一役付けつつ、最後は鬼太郎にお任せでした。<br /><br /><br />拍手下さった方々、いつもありがとうございます。<br />今月の話は拍手数が前例にないほど多いです。３期効果？<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>SS（鬼クロス）</dc:subject>
<dc:date>2009-11-24T06:42:20+09:00</dc:date>
<dc:creator>句録院</dc:creator>
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<title>Play The Game⑬（SS）</title>
<description> 人間界の公園で自分に向かって何か叫んでいる二世の姿を最後に途切れたネコ娘の記憶は、どことも知れぬ場所で眼下にその二世と対峙する鬼太郎の姿によって再び継続していた。何者かに捕らわれたらしいこと。そしておそらくは同じその何者かが二人に語るルールを聞きながら、ネコ娘は自分の反対側に吊られたユメコの姿に目を向けている。自分がいなくてもやはり鬼太郎はあの娘と会っていたのか、と考えると気が沈んでいった。（助か
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<![CDATA[ 人間界の公園で自分に向かって何か叫んでいる二世の姿を最後に途切れたネコ娘の記憶は、どことも知れぬ場所で眼下にその二世と対峙する鬼太郎の姿によって再び継続していた。<br />何者かに捕らわれたらしいこと。そしておそらくは同じその何者かが二人に語るルールを聞きながら、ネコ娘は自分の反対側に吊られたユメコの姿に目を向けている。<br />自分がいなくてもやはり鬼太郎はあの娘と会っていたのか、と考えると気が沈んでいった。<br />（助かるのは・・・ユメコちゃんの方がいいよね・・・鬼太郎も）<br />チラとそんな考えが心に浮かんだとき、「好都合」と言って自分を見上げた二世のイタズラめいた笑い顔が目に止まった。何が？という疑問と同時に、二世との計画を思い出す。それから彼の「ネコちゃん」という呼びかけに、初めて自分を見つけた鬼太郎の驚きの表情が見えたが、ネコ娘はあえてその視線を避けるようについっと横を向いてみせた。<br />「たまには追わせてみろよ」という二世のアドバイスに乗ってはみたが、考えてみれば直球なアタックはしても鬼太郎相手に駆け引きなど打ったことはない。引くようなふりをしてみせれば鬼太郎を煽って本音の反応を引き出すような状況を設定してやる、と自信いっぱいの二世を思い出しながら、そういえば当人はそれで上手くいっているのかと今更ながらの疑問に思い当たったネコ娘はくすりと笑っていた。<br />肝心の鬼太郎は、といえばどうやら二世の言葉に動揺しているらしく、普段表に見せない反応を聞くうちについ嬉しくなっては思わずにやけてしまうのを、ネコ娘はどうにか抑えている。ついさっき、鬼太郎はユメコを選ぶのだろうと思っていたことなどは、いつの間にか忘れていた。それどころか、もう一押し「ネコ娘は渡さない！」とでも言ってくれれば、などと贅沢を思いもしている。もっとも、彼はそんなロマンティックな期待を持てるガラでないことはよくわかっているのも少し口惜しい。<br />「愛しき捕らわれの君を助け出す。そのために来たんじゃないのか？」<br />そう言った二世の芝居がかった大袈裟な身振りがネコ娘には可笑しく、しかし彼の目の前で絶句している鬼太郎からは聞けそうもないそんなセリフは少しくすぐったくなる。<br />その言葉に反応して、という風にも見える鬼太郎渾身の体内電気が辺りを照らしたのはその直後だった。全身で弾みをつけるような動作から稲妻の束が放たれ、前面に広げた防御バリアを一瞬で打ち砕いた光線が狙い違わず二世を直撃するのが見える。<br />「うそっ！メフィスト二世・・・っ！？」<br />その結末に息をのみながら、しかしネコ娘は今見た二世の戦い方への何か説明しがたい違和感と共に、眼下の出来事を妙に落ち着いた目で眺めていた。「何かを狙っていたのでは？」と直感的に感じた途端、倒れていた二世の姿が消滅し、同時に空中に放り出されたネコ娘は鬼太郎が投げたちゃんちゃんこでその身を受け止められて彼の側に引き寄せられていた。<br />「大丈夫かネコ娘？これで二人とも取り返し・・・」<br />心底ホッとしたという様子でそう言いかけた鬼太郎の背後で、ユメコが捕らわれていた球体が消滅した。それを見たネコ娘があっと声を上げたと同時に「きゃあーっ！」という悲鳴が響き、振り向いた鬼太郎と二人の目の前でユメコが真下の奈落に消えていった。<br /><br /><br /><br />（続）<br /><br />――――――――――――――――――――――――――<br />ネコ娘視点で一回。<br />第二ゲームの計画とかいろいろ裏側を説明。<br />３期のネコ娘は、ちょっと追わせるくらいのこともした方が意識されるんじゃないかと思います（５期も）。<br />ところで、実は最初の予定に反してあんまりキタネコといえるほどのものになっていないですねえ。<br />甘々期待されてた方はかなり拍子抜けかも、です。<br /><br /><br />以下、拍手レス<br /> ]]>
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<dc:subject>SS（鬼クロス）</dc:subject>
<dc:date>2009-11-22T00:04:36+09:00</dc:date>
<dc:creator>句録院</dc:creator>
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<title>Play The Game⑫（SS）</title>
<description> 霧の先にオカリナの鞭で絡め取った二世の手応えを感じた鬼太郎は、一気に引き寄せるとそのまま大きく風車のように回し始めた。その風に辺りに満ちた霧が追われ、視界が晴れていくと、闘技場の真ん中には突然地面から生えたかのように二世の形をした岩の像が建っている。所々に刻まれた傷は鬼太郎の攻撃によるもので、確かに少しの間は身代わりの用をなしてはいた。だが、それを見破った自分にこうもあっさり捕えられたとなると、こ
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<![CDATA[ 霧の先にオカリナの鞭で絡め取った二世の手応えを感じた鬼太郎は、一気に引き寄せるとそのまま大きく風車のように回し始めた。その風に辺りに満ちた霧が追われ、視界が晴れていくと、闘技場の真ん中には突然地面から生えたかのように二世の形をした岩の像が建っている。所々に刻まれた傷は鬼太郎の攻撃によるもので、確かに少しの間は身代わりの用をなしてはいた。<br />だが、それを見破った自分にこうもあっさり捕えられたとなると、こんなに早く気付くとは二世にとっても予想外だったのだろう。そう思いつつやがて完全に周囲を見通せるようになった頃、鬼太郎は仕上げとばかりに二世をその岩めがけて投げつけた。それに直撃した二世は、しかし石像を粉々に砕き、更にその先で奇妙に硬質な弾み方をした後で地面に転がっただけですぐに立ち上がる。<br />「あ、危ねえ。鬼太郎、何でわかった！？」<br />「岩の手応えにはちょっと痛い覚えがある。<br />それに似ていたから偽物と思って別に本体を探したんだ！」<br />そんな説明に、二世は改めて鬼太郎の戦闘センスを確認していた。そして同時に、ネコ娘が自慢げに語っていたことに身贔屓の誇張がまるでない、ということも。<br />「へえ・・・なかなかやるな。」<br />「そっちこそ。今のくらいじゃ効いていないだろう。」<br />そんな問いに「俺は鉄より硬くなれるんでな」と応じた二世は、鬼太郎の見込み通りまるで余裕だ。<br />「メフィスト二世、考え直せ。僕たちが戦って何になるんだ。」<br />「何を今更。愛しき捕らわれの君を助け出す。そのために来たんじゃないのか？」<br />芝居がかった大袈裟な身振りでさらりと言ってのけた二世の言葉に、鬼太郎は再び絶句した。本当に冷静ならばおそらくその不自然さにも気付いただろうが、今の彼にそのゆとりはない。ただ、意味こそ違えどもいずれも譲れないことだけははっきりしていた。それでも「君には渡せない」と言い切ってしまうには今一歩の躊躇があったが、ネコ娘の話を聞いていた二世はその内面の迷いにも気付いている。<br />「ふふん、欲張りめ。だが、こいつはどっちか一人しか取れないルールだぜ。」<br />「僕は二人とも助ける！邪魔するなら勝負だ、体内電気っ発電！！」<br />小技でどうにかなる相手ではない。そう見切った鬼太郎の全力の放電が辺りを照らし、次の瞬間その唐突な攻撃と威力に驚いた二世に向けて、全身で弾みをつけるような動作から稲妻の束が放たれる。避ける間もなく、慌てて張った防御バリアを瞬時にガラスのように打ち砕いた光線は、狙い違わず二世を直撃してその身を焼いていった。<br />「くそっ・・・半・・分・・・」<br />やや妙な言葉を残して二世が消滅し、決着の判定と同時に空中に放り出されたネコ娘を、鬼太郎はすかさずちゃんちゃんこを投げてその身が落ちるのを防いで自分の側に引き寄せた。<br />「大丈夫かネコ娘？これで二人とも取り返し・・・」<br />そう言いかけた鬼太郎が背後を凝視していたネコ娘の叫び声に振り向くと、同時に「きゃあーっ！」という悲鳴が響き、二人の目の前で消滅した球体から落ちたユメコが真下の奈落に消えていった。<br /><br /><br /><br />（続）<br /><br />――――――――――――――――――――――――――<br />鬼太郎の「痛い覚え」というのは、「妖犬タロー」のときのアレです。<br />目玉親父に頼まれたチベットの仙人に完敗した回の。<br />戸田鬼はそういう戦いの経験は活かせる鬼太郎だろうな、と。<br />この回見てて気付いたのですが、戸田鬼の体内電気は直接触れてなくても稲妻みたいに飛ばせるんですねえ。歴代最多使用の高鬼だって何かで直につながってないと流せないのに・・・さすが、ですね。<br />今回はバトルメインではないので、戸田鬼アクションもここはあっさり終了。<br /><br /><br />以下、拍手レス<br /> ]]>
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<dc:date>2009-11-21T00:00:50+09:00</dc:date>
<dc:creator>句録院</dc:creator>
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<title>Play The Game⑪（SS）</title>
<description> 二世側の人質に自分が知るのと全く別の、しかもそれ以上に予想を大きく超えた姿を認めて、鬼太郎は完全に次の言葉を失い立ち尽くしていた。「相手は、メフィスト二世・・・だったのか・・・君にはちゃんと相手がいるだろう！？」「何だ、気になってたのか？別に一人とは決まってないんでね。俺の自由さ。」動揺する鬼太郎に背を向け、同じ方向を見上げた二世の顔に浮かぶ「乗ってきたな」という笑みに気付いているのは、二人を見下
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<![CDATA[ 二世側の人質に自分が知るのと全く別の、しかもそれ以上に予想を大きく超えた姿を認めて、鬼太郎は完全に次の言葉を失い立ち尽くしていた。<br />「相手は、メフィスト二世・・・だったのか・・・君にはちゃんと相手がいるだろう！？」<br />「何だ、気になってたのか？別に一人とは決まってないんでね。俺の自由さ。」<br />動揺する鬼太郎に背を向け、同じ方向を見上げた二世の顔に浮かぶ「乗ってきたな」という笑みに気付いているのは、二人を見下ろすネコ娘のみ。それから「好都合」と二世が言った意味にも気付いたネコ娘は、わざと鬼太郎の視線を避けるようにツンと横を向いてみせた。<br />「妙な形になったが、これはこれで都合がいいだろ？<br />おまえにはあっちの人間がいるもんな。」<br />「ち、違う！ユメコちゃんは・・・ネコ娘は・・・っ！」<br />最初の手紙をヒラヒラと振ってみせながらの二世の言葉に、鬼太郎はことさらムキになって反論しようとする。外の会話は聞こえているのか、球体の中のネコ娘はその続きにしっかり聞き耳を立てていた。<br />（おいおい、そんな反応じゃ鬼太郎にばれちまうだろう）<br />素直すぎては罠にならない、と内心で呆れつつ「それじゃ、始めようぜ」と促して闘技場の中央に飛び出すと、鬼太郎もまだ動揺を残しながら二世に向き合って身構えた。<br />「待つんだ、メフィスト二世！僕たちが戦う理由はない。なんとか二人とも助ける方法を考えるんだ！」<br />「そいつは無理だ。この際一人選んだ方がいいぜ。さもなきゃ両方殺られちまうからな。」<br />計画が大幅にずれた状況で、二人で取り決めた予定の芝居をどう続けるか。それを楽しむようにネコ娘を見上げて笑いながら、二世は鬼太郎に更なる一言を乗せていく。<br />「言っとくがな、鬼太郎。ネコちゃんは俺がもらうぜ。」<br />「なっ、なにを、ネコちゃんて言うなあっ！！」<br />混乱の果てにとりあえず最後に聞こえた言葉に反応しただけ、という風の叫びだったが、吹き出しそうなところを押さえて「ヤキモチかよ？」と訊きながらその背後のネコ娘にチラと視線を送れば、鬼太郎が次に何を言い出すか期待に満ちて目を輝かせているのが見える。<br />（あれだけわかりやすいとつい油断しちまうんだろうがな、鬼太郎。そいつはちと甘いぜ）<br />周囲を見回し、両側の球体に目を配りながら闘技場の中央に位置を定めた二世が帽子を取ると、その中から吹き出した霧がたちまち視界を遮っていく。<br />「さあ、勝負と行こうか鬼太郎！」<br />迫り来る霧の奥からそんな声が届き、同時に何か大きな力が現れるのを感じ取った鬼太郎は、交戦もやむなしと見てアンテナでその妖気を測りながら姿の見えない二世に向けて毛針を撃ち込むと、そのまま霧の中に飛び込んでいった。<br />「やれやれ・・・いいチャンスと思ったが、同時には無理があるか？普通にやってちゃ手が足りねえ。」<br />ここはひとまず人質を取り返してからといこうか、と決めた二世は、鬼太郎が何か硬い物を攻撃する音を聞きながら次の手を考えている。と、そのとき、霧の中から伸びた鞭がクルリとその身に巻きついた。<br /><br /><br /><br />（続）<br /><br />――――――――――――――――――――――――――<br />二世も最初の予定と大違いですが、ともかくネコ娘との計画通り第二ゲーム発動。<br />「鬼太郎に追わせる」というのが狙いなので、危機感煽るような話をしていきます。<br />たぶん、ネコ娘がいつも直球でわかりやすいから普段はつい気を抜いたりしてるのかなあ、と。<br />なので、戸田鬼はこういうので簡単に動揺しそうですよね。<br /><br /><br />以下、拍手レス<br /> ]]>
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<dc:date>2009-11-19T00:00:34+09:00</dc:date>
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